耐荷重試験機


試験体の各部に引っ張り負荷および圧縮負荷を加える試験機です。
クロスヘッドは上下に可動でき、二本の電動アームにより負荷力を加えます。
車椅子だけでなく、歩行車や介護ベッドの介助バー、スロープ、入浴用いすなど、福祉用具に限らず幅広く荷重をかけることができます。
荷重をかける回数が決まっている場合、10回や10分間など少ない回数や短時間の荷重負荷は、この荷重試験機でおこないます。
また破壊試験の依頼があった場合もこの試験機を使うことが多いです。

概略仕様

全体寸法 3.0m×2.0m×3.5m
クロスヘッド  0.5~1.5m(上下)
最大負荷力  5kN
最大ストローク 300mm
負荷速度 5~50mm/分
表示 負荷力、変位

試験例1:車いすのシ-ト耐荷重試験(JIS T9201 10.2.1)


車椅子のシートの中央に質量20㎏・300×300㎜の大きさの砂袋を置き、その上から荷重を荷重負荷速度15㎜/minで5~10秒間加えた後、左右のバックサポートパイプとアームパイプの交点の左右間で、荷重を取り除いたときの永久変形量を測定し、並びに目視及び触感などよって確認します。なお,交点のないものは、基準点より250mmの高さにおけるバックサポートパイプ間で測定します。
荷重値は車椅子の使用者最大体重によって異なりますが、使用者最大体重100kgの場合は、2400Nの荷重をかけることとなっています。
手動車椅子の使用者が日常生活の中で、ふらついたり体勢をくずしたりしてシートにドスッと勢いよく座っても耐えられるかどうかを確認しています。

この試験を行うとフレームに変形やクラックが入ることがあります。
似たような試験が電動車椅子にもあります。電動車椅子の場合は、10分間荷重をかけ続けます。

試験例2:在宅用電動介護用ベッド ベッド用グリップの水平荷重試験(JIS T9254 JA.3.1.2)


ベッド用グリップの 水平荷重試験をする際にも使用します。
ワイヤーをローラーにくぐらせて、水平に引っ張ることができます。
試験するベッド用グリップを、メーカーの説明どおりに固定し、使用状態にセッティングします。引っ張る箇所は、①本体フレーム上端中央部,及び②スイング機能をもつ場合にはグリップ部の外端部(最も弱い部分)です。
荷重のかけ方は、500 Nの荷重を水平方向片側に 10 回繰り返し加えますが。1回ごとに少なくとも 30 秒間荷重を維持します。

試験後に、各部について使用上支障がある変化がないかを目視や触感を使って確認し、問題がなければ適合となります。
グリップ部分は、グリップ部の角度を 0 度又は 90 度に固定した場合の試験も行います。

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