JIS Y2001

福祉用具の貸出は、介護保険制度による貸与に限らず、病院や施設の備品貸出や、観光並びに交通機関関連、一般企業などで、有償無償を問わず行われています。

福祉用具も含めた工業製品は、使用による摩耗や消耗、経年劣化を避けることはできません。

特に福祉用具は、使用する対象者が、筋力や体幹(バランス)保持能力が低下していることが想定されます。健常者であれば問題視しないレベルでも、被害の大きい事故につながる可能性があるため、使用時には、①「製品自体の安全」②「利用者適合の安全」③「レンタル流通におけるメンテナンス後の安全」が重要となります。

「貸出福祉用具のメンテナンス工程の管理に関する一般要求事項:JIS Y2001」は、上記の③「レンタル流通におけるメンテナンス後の安全」に必要な要項を、国家指針である日本産業規格のサービス規格第一号として策定、2022.3に公示(官報)されました。

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JIS Y2001特集コラムご案内

日本規格協会(JSA)の特集コラムに掲載された、「JIS Y2001制定にあたって」をご一読いただけると、より理解を深めやすくなります。

★第14弾特集コラム 「JIS Y2001制定にあたって」(2022/8/26更新)
 全 三回掲載

関連書籍ご案内

JIS Y2001原案作成団体であるJASPECが、JIS Y2001の規格要求事項の意図や、活用などについて、解説した内容を皆様にお届けできるように、出版物にしました。
出版物タイトル:福祉用具メンテナンスの安全に対する「リスクマネジメント」
2023/1/15のNEWSでご紹介しています。
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